No.04-004
Dress
左:水織(Miori) Grade B
淡いミントブルーを基調とした一着は、澄んだ海や空を想起させる。贅沢にあしらわれた牡丹や芍薬の刺繍が、清廉な美しさを引き立てる。ドレス用のベルトには純金が織り込まれた帯地を使用。
右:咲紗(Sasa) Grade B
日本の振袖に西洋のレースを組み合わせたドレス。日欧の繊細な職人技が融合した一着でもある。薄桜色の地紋に、柄は大粒の牡丹と、金糸・銀糸で描いた孔雀の羽根が印象的。外国製のトーク帽とのコーディネートも好印象。
Location
大佛次郎記念館
The Osaragi Jiro Memorial Museum
神奈川県横浜市中区山手町113
横浜ゆかりの作家・大佛次郎の功績を称え設立された文学館。港の見える丘公園に隣接し、館内から横浜港とベイブリッジを望む。赤レンガの外壁や大理石の階段、梅柄の壁など、和洋の意匠を見ることができる。大原美術館分館や倉敷アイビースクエアを手掛けた浦辺鎮太郎が設計。